災害や病気で親を亡くした「あしなが育英会」の奨学生らが、中国?四川大地震とミャンマーのサイクロン被災の遺児を支援しようと、十七日、神戸?元町で募金と激励メッセージを募った。母を亡くした奨学生は「君は一人ぼっちじゃないよ」と自らペンを取った。女子奨学生は「絶望のふちにあるであろう子どもたちに神戸からメッセージを」と呼び掛けた。
同会が六月にも中国に派遣する「心のケア使節団」などに役立ててもらおうと、奨学生約二十人が募金箱などを持って並んだ。虹を描いた縦一メートル横一?五メートルの白布で、メッセージを募集。通り掛かった女性は「生き残ったあなたはとても幸運な人。その命を大切に、周りの人の支えになってください」と書いていた。
同会は募金のほか、被災地へのメッセージを受け付けている。三十日必着。神戸レインボーハウスTEL078?453?2418