今回は、同じ日の、少し後で行われた会話です。セイディの友人、ターニャが彼女の具合と様子を見に立ち寄ります。前夜、セイディの身に何が起きたのか、そして何故彼女が仕事を辞めたのかがわかります。この暴行については、話が進展してから、詳細が明らかにされます。しかし、現時点では、事件について考えるのは必要最小限にしましょう。ここで注意すべきことの一つは、"roughed him up good."という表現です。専門的に言えば、この表現は文法的に正しくありませんが、このように言われます。北アメリカ、とくにアメリカの英語に特有の、会話で使われるイディオムです。この表現で"good"という言葉を使うのは、ちょっと間違っています。goodは副詞ではありません。文法的な見地からはおそらく、"really"または"well"を用いるのがよいということになるでしょうが、この場合には"good"の方が自然に感じられます。

  ターニャ

  Tanya: ねえ、どこにいたの!?私、あなたと一日中連絡取ろうとしてたのよ。

  Sadie: ごめん。ランニングに出て、その後は、TVを見ててうたた寝しちゃってたんだと思う。

  Tanya: まあ、いいわよ。あらまあ、セイディ、あなた、ひどい顔してるわよ。

  Sadie: まあね…たった今、起きたところだから。

  Tanya: そうね、でも、あなたの目。かわいそう…とにかく、その、私、あなたがどうしているか見に来たかっただけなの…ほら… 昨日のこととかあった後だから。

  Sadie: 私は大丈夫よ。

  Tanya: 本当に?つまりね、みんな、あなたのことを本当に心配してるわ。病院に行ったきり、電話も何もなかったから…ほら、警察は朝の5時までクラブに居て、デイブとジミーに事情聴取してたでしょ。サリエリさんまで、しばらくの間、出頭していたわ。

  Sadie: ごめんなさい、ターニャ。ただ家に帰りたかったの。

  Tanya: そうよね、ジミーは、あなたさえ落ち着けば、いつでも復帰していいって言ってたわ。問題ないわ。

  Sadie: 復帰するつもりはないわ、ターニャ。私は辞めたの、そうでしょ?

  Tanya: でも、それはその前に - まあ、あなたはすっかり動揺してしたりしてたでしょ、だからジミーは——

  Sadie: ターニャ!私は昨夜は襲われてもう少しでレイプされるところだったのよ!クラブでの日々はもう終わりよ。

  Tanya: (短い沈黙の後で)あのろくでなしは、デイブとジミーがたたきのめしたわ。あなたから引き離した後で、ちゃんと痛いめにあわせてやったの。

  Sadie: よかった。当然の報いだわ…でも、私、まだ気持ちを変えるつもりはないのよ、ターニャ。もう辞めたの。

  Tanya: ごめん。私は、ただ心配ななだけなの…つまり、それじゃ、何をするつもりなの?

  Sadie: わからないわ。何か考えるつもり(電話が鳴る)あらまあ。出なくちゃ。ちょっと待ってて、いい?

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